「佛壇の山本」が提供する価値の根幹は、山本の優れた芸術的感覚に基づいたデザイン力と技術力等の知的資産です。
その山本のノウハウを十分に発揮するために、お客様との打合せを綿密に行い、お客様の要望を確認するために塗りの前に木地見せを行っております。また、修繕を容易にすることとお客様の満足度を高めるために作業報告書を添付しております。当社の価値を高めるためには外部との連携も重要です。佛壇の山本は木地師や「匠俱楽部」、輪島塗や山中漆器の職人、デザイナー等と連携しております。
代表の山本はこれまで、美川仏壇の多くの工程に携わっており、そのため各工程の技術の可能性について造詣が深く、仏壇製造の全体をコーディネートすることができます。新しいアイデアが浮かんでも各工程の技術的可能性に通じていないと具体化は困難です。しかし、山本はそれが可能な能力を備えております。
山本は、自ら製造した仏壇に対して「作業報告書」を添付しており、また、10年を目途に点検を行う体制を整えております。「作業報告書」には、工程毎に使用した材料や作業内容、担当職人等の情報が掲載されており、修繕の容易性を高めております。
技は一流にも関わらず商売が不得意な伝統工芸の職人(金沢和傘、山中塗、和照明、小松畳、石工)を集め、平成15年に「匠俱楽部」というグループを結成しております。また、新しいアイデアを具現化するために、美川仏壇では用いられない技術を採用するために、輪島塗や山中塗りの職人とも連携を図っております。